私たちは、これまで使ったことのないホップや酵母、製法にも積極的に挑戦してきましたが、この「DYBRK」は、その中でも特に実験的な試みとなったビールです。
使用したホップは、それほど流通していない開発中の品種「PINK（ID-158）」、酵母にはWHC Lab社の「Pineapple Passion」を初めて採用しました。狙いはもちろん、ホップの香気成分が酵母によって変化する「バイオ・トランスフォーメーション」の効果です。
ホップの総使用量は当社としては中程度の3lb/bbl。ワールプールと、2回のドライホップに分けて加えました。発酵温度は24℃と高めに設定しています。
PINKは、Idaho-7を開発したJackson Farmによるホップで、Idaho-7ほどのパンチはないものの、りんごやライチを思わせる穏やかな香りを持ち、特にドライホップとの相性が良好です。ワールプールでの効果は控えめな印象ですが、時間とともに奥行きのある香りが現れてきます。
仕上がり直後はかなり濁った外観をしていますが、クリアにする処理も、濁りをキープする処理も施していません。そのため、時間とともにどのように表情が変わるかも、このビールの楽しみのひとつです。
小麦麦芽やオーツは一切使っておらず、見た目に反して、飲み口は驚くほどクリーン。爽やかな苦味が心地よく、ドロッとした印象を裏切る軽やかなフィニッシュをお楽しみいただけます。
実験的でありながら、しっかりと「ヨーテイブルーイングらしさ」を感じられる一杯になりました。
Hops: Experimental PINK (ID-158)
Yeast: Pineapple Passion
品目：発泡酒
原材料名：麦芽（外国製造）、ホップ（麦芽使用率 50%以上）
内容量：13.5L
アルコール度数：7.0%
容器
- 「Dolium」ワンウェイケグ 13.5L
- 「サンキーSタイプ」カプラー
クレジットカードで決済できます。請求書払いをご希望の方は、商品名と数量を記載の上、cheers@yotei.beerへご連絡ください。
