多くのブルワリー(大手を含めて)が、国内の商社を通じてホップを仕入れていますが、私たちはほとんどのホップを米国のサプライヤーから直輸入しています。これまでは、注文時に在庫されているホップを都度購入する、いわゆる「スポットホップ」が中心でしたが、2025年の収穫分からは契約ホップへと切り替えました。
私たちのシグネチャー・ペールエール A Greener World のラベルを新しくしました。しばらくの間、旧デザインと併売してきたのですが、酒販店などの在庫はほとんど入れ替わっているのではと思います。
米国産ホップといえば、まず思い浮かぶのはワシントン州ヤキマ。しかし、クラフトビールの聖地ポートランドを擁するオレゴン州でも、個性豊かなホップが育っています。LWLNDで使っている McKenzie もその一つ。2021年に市場に登場して以来、人気を集めているホップです。
私たちは、Cryo Hopのような濃縮ホップペレットや、Incognitoのようなホップエクストラクトをよく使っています。理由のひとつは「収率の良さ」です。一般的なT90ペレットは多くの水分を吸収してしまい、ホップダンプの際にはビールを大量にロスしてしまいます。ドライホップを多く行えば、その損失は何十リットルにも及ぶことも。健全なブルワリー経営のためには、避けたいところです。
私たちのシグネチャエールである A Greener World は、2023年6月に出荷を開始して以来、定番商品として継続的に仕込みを行ってきました。ホップの構成は少しずつ調整しながら理想のバランスを探ってきましたが、今回は麦芽を見直したので、その点をご紹介します。
これまでのWest Coast LagerではCitraを使用してきましたが、このたび非常に高品質な2024年産Simcoeのロットを入手することができました。そこで、このホップをぜひ新たなフラッグシップラガーに生かしたいと考え、ワールプールと二度のドライホップを行いました。
当社として初めてフルーツピューレを使用したビールに挑戦しました。ブラッドオレンジピューレをIPAに加え、ホップにはCentennialとIdaho-7をセレクト。Hop Hashを使用することで、しっかりとした苦味と力強いキックがあります。麦芽、ホップ、ブラッドオレンジの個性が互いに引き立て合うよう、当社のハウスモルトであるRahr 2-rowを贅沢に使用。いつもの当社のビールよりも重厚感のある仕上がりになっています。
世界的なスノーリゾートとして知られる倶知安町・ヒラフでは NISEKO HIRAFU GREEN PARK が開催中。日替わりイベントやスケートパーク、キッチンカーやマルシェ、バーなどが楽しめます。ヨーテイブルーイングはこのイベントに協賛し、シグネチャー・ペールエール A Greener World に特別デザインのラベルを施して提供しています。